この春に、ちば森の楽校で4年間過ごした15歳の息子が、沖縄の珊瑚舎スコーレへ入学しました。そしてシェアハウス(寮)にも入って新しい生活が始まりました。
( ↑ 祝・入学🌸校舎前で)
どの親も同じだと思いますが、私は息子の笑顔が大好きです。この4年間、息子と共に活動をしてこられた原点は『笑顔を守りたい』、ただそれだけでした。
弱って潰れそうな心をどうしたら元気で満タンにできるかな。親はずっと一緒に生きてはいかれない‥‥いつかは握っていた手を離さなきゃならない時がくる。1人で生きる力をどうしたら育てられるかな?
そんな事を悩んでいた時に、ちば森の楽校代表の田口晴三さんと出会い、一緒に活動することになりました。
最初は学校名も何もない、子供2人と親2人で活動でしたが、とにかく子供たちに今を生きて欲しい、世の中の新しい事に触れて心を楽しい事で満たして欲しい、そんな思いでした。
(↓ 2020年6月 お菓子作り)
(↓2020年6月 畑でじゃがいも収穫)
(↓2020年6月 こどもりで焚き火を囲む)
昨年、長く活動を共にした子が卒業した事で、息子が最年長者になり、会員の子ども達をまとめる立場となったことで色々な葛藤を経験しました。
その葛藤が彼を大きく成長させてくれました。
森楽の子供たちはそれぞれの個性を認め、決して否定する事なく、違いを楽しみあいながら活動する事を誰に教わった訳でもなく、自然と出来ます。
世の中に全く同じ人はいない、みんな違うから面白い!
『みんな違ってみんないい』
息子の好きな言葉です。
息子に、森楽にいて何が1番良かったと思う?と聞いてみたら、『自分を好きになれた事』と答えました。
私は、これが生きる力だと思いました。
私も日々の活動で、子ども達から沢山の事を学ばせてもらっています。
そして私も、自分をこのままの自分でいいと思えるようになりました。
私が森楽と関われたのは息子のおかげです。
そんな息子に感謝。
森楽の子供たちに感謝。
保護者や今まで関わってくれた方々に感謝。
親だけで子育てするよりも沢山の人に関わってもらった方がよりいい。
素敵な環境に出会えた事に、感謝の気持ちでいっぱいです。
みんなのおかけで、息子のキラキラした笑顔がまた見られました。
辛い事があったとしても、また立ち上がれる力を持てました。
これから遠く離れた沖縄で自分の世界を広げて行くことでしょう。それがとても楽しみです。そしてとても誇らしいです。
卒業生高校1年男子の母
(沖縄にてK君が撮影した朝日)
NPO法人 ちば森の楽校
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